政府統計や、Linked Open Data を中心としたオープンデータの利活用の技法について個人で研究しています。また、その成果物として、WEBアプリやデータセット等を公開しています。
政府統計データや、自治体のオープンデータは、その使い方次第で社会の在り方を変容させる多くの可能性を秘めていると考えています。
データを提供する人と、そのデータを利用する人との懸け橋として、少しでもお役にたてれば幸いです。
WEBアプリケーション「小倉百人一首LODの世界」は、小倉百人一首LODをはじめとした、小倉百人一首にまつわる様々なオープンデータを国内外に広く紹介するためにビジュアライズしたものであり、また単なる視覚化を超えた、ひとつの芸術作品として昇華させようとする試みでもあります。
日本の伝統文化を代表するものの一つである小倉百人一首の美しさと奥深さを、或いは Linked Open Data の繋がりと有用性を、この作品を通じて体感していただければ幸いに思います。
Yo-KAN は CKAN や DKAN と同じような、データ公開のためのオープンソースプログラムです。
Yo-KAN が目指すところ。それは小規模の自治体や企業、NPO、シビックテック等が、自前で構築し自力で運用できるオープンデータサイト。
Yo-KAN を利用すれば、WordPress風のデータストアが実に簡単に作成できます。
オープンデータの公開を検討しているすべての方に、選択肢のひとつとして検討していただければ幸いです。
我が国のデータの標準化の鍵を握る「共通語彙基盤」。でも正しく使うのはちょっと難しいですよね。子どもでも簡単に使いこなせる、ゆるくてやさしい語彙基盤。それが「共通語彙基盤Lite」です。
今後本格的に実施される子どものプログラミング教育にもぜひご活用ください。
これは「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館」で結成された、私の所属しているチーム「Kyoto Lovers」の作品です。
Kyoto Lovers では、京都の地産地消や食育をもっと身近にするために、こどもたちが学べる地域教育素材を開発し、学習機会を創出することが重要と考えました。
そこで、今後ICT教育が本格導入されることを踏まえ、京野菜に親しみをもってもらうための「京育」ツールを開発することといたしました。
オープンデータは、大きく分けて 作成 → 公開 → 活用 という3つのステップを辿ります。
本作はこのステップのうち、「作成」をサポートするためのプラットフォームアプリケーションです。
オープンデータコラボレータを利用すれば、グループメンバーと協力して一つのデータセットを作成することが可能となります。またSNSで呼びかければ、世界中の協力者から情報を集めることも可能です。
リンクトオープンデータ(LOD)の自動生成機能も強力です。
オープンデータの普及啓発に資するため、上述の「オープンデータ コラボレータ」を利用し、オープンデータに関することわざのデータセットを作るプロジェクトです。
ぜひアイディアをお寄せください。あなたの作品がカルタになって後世に語り継がれるチャンスかも!?
政府統計総合窓口(e-Stat)の 統計LODを利用したWebアプリケーションです。
政府統計を分かりやすく伝えることを通じて、多くの方に、我が国の未来のあり方を自分のこととして考えてほしい、というコンセプトのもとに作成しました。
経済産業省の 法人インフォ のSPARQL APIを利用したしりとりアプリです。
法人インフォでは、共通語彙基盤を活用してデータモデルを作っており、RDFで実装されLODとして活用できるようになっています。
しりとりAIのShirinちゃんと一緒に遊びましょう。暇つぶしにどうぞ。
教育用プログラミング言語として人気のある Scratch を利用して作ったゲームです。
国立国会図書館デジタルコレクション にて公開されている「 鳥類図譜 第一巻 」(著作権保護期間満了)のデジタルアーカイブ画像を利用させていただきました。
子どもに「自分でも作れそう」と思ってもらえたら嬉しいです。
横浜市オープンデータポータルの「保育所等に関するデータ」APIを用いたWEBアプリケーションです。必要な情報をAPIからそのつど取得しますので、横浜市が公開している最新情報を常に利用できるところが特徴です。スマートフォンでの閲覧にも対応しています。
なお、横浜市のAPIデータは、共通語彙基盤の語彙とデータ構造が用いられています。
保育所等のデータを共通語彙基盤対応のLODとして公開したのは全国初であり、非常に先進的な取り組みといえるでしょう。このような優れたデータの公開が、他の自治体でも進むことを願っています。
政府統計総合窓口(e-Stat)の API機能(REST API)と、統計LOD(SPARQL API)とを利用したWebアプリケーションです。
統計データをもとに町と町を比較(バトル)させ、独自開発のバトルAIシステムが勝敗を決するとともに、その内容を分析します。
統計LODの小地域データを活用することによって、都道府県や市区町村のみならず、町丁や字レベルでの対戦・分析も可能としています。
地域の現状を把握し、地域社会の将来像を考えるきっかけにしていただければ幸いです。
ウェブオントロジー言語「OWL」を使ったラーメンのオントロジーです。
このオントロジーは、OWLのクラスとプロパティを利用して、ラーメンの各種メニューと、そのラーメンを構成する食材との関連性を記述し、推論可能となるように設計しました。Protege等のオントロジーエディターに読み込ませるなどしてお楽しみください。
また、当オントロジーを小説風に解説した「ラーメンデータをめぐるオントロ思考の大冒険 Second Season」も公開中です。併せてご覧ください。
共通語彙基盤とは、データで用いる様々な用語の表記、意味、構造を統一し、分野を超えてデータの検索向上やシステム連携強化を実現するための新しい基盤技術です。
今回、共通語彙を利活用するため IMIツール(検証版) を利用して、自作のいろいろなオープンデータを、共通語彙基盤対応に変換してみました。
さく君がオープンデータ(CC-BY-3.0)として公開している サッカー日本代表選手のデータ をビジュアライズしてみました。
次代を担う子供たちのために、分かりやすく表現してみました。
ものごとを考えるヒントにしていただいたら幸いです。
パーソナルオープンデータが見えるスカウター(メガネ)のアイディアです。
プロトタイプは完成していますが、現在ファッション機能のみで、まだスカウター機能は実装できておりません。
イベントで装着したいので貸してほしい! という奇特な方はご連絡ください。
Linked Data 公開手法の新しい形の提案です。
草の根レベルでLinked Dataの普及を促進するために、設置の容易さ、使いやすいインターフェース、そして優れた「人間判読性」をコンセプトとして設計しました。
元データの Linked Data と「index.html」をサーバに転送するだけで、以下の機能を持つWEBサイトが簡単に構築できます。HTMLとJavascriptのみでできているため、サーバサイドの設定は一切不要です。
LOD Smart Index は、オープンライセンスで提供しており、どなたでも自由にお使いいただけます。自作のLOD公開のサポートツールとしてぜひご活用ください。
・ URIの参照解決を可能とする
・ リソースの検索(AND検索、OR検索)ができる
・ SPARQLが利用できるようになる
・ リソースを様々なフォーマットで出力できる(Turtle、N-Triples、RDF/XML、JSON-LD、CSV)
・ スマートフォンにも最適化
政府統計総合窓口(e-Stat)の 統計LOD を利用したWEBアプリケーションです。都道府県は4249種類、市区町村は約400種類の自治体ランキングが、クリック操作のみで超簡単に作成できます。
@ 地方自治の課題発見
@ 様々な統計指標の知識習得
@ トリビア的な話のネタ探し
などなど、いろいろな用途に使えると思います。統計LODで使えるSPARQLクエリの紹介や、統計LODのオントロジーに関するコラムも掲載していますので、興味のある方は一度ご覧ください。
京都ラーメンのメッカは言わずと知れた一乗寺という地域ですが、私の勤務先がある「河原町三条」のエリアも、ここ2~3年でラーメン店がすごく増えて、ラーメン激戦区と言われるようになりました。
このデータセットは、僕が仕事のお昼休みに行ったお店のデータと、実際に食べた一品を紹介するもので、共通語彙基盤の語彙と構造を活用して構築してみました。
京都市オープンデータポータルサイト「KYOTO OPEN DATA」では、WEB APIとしてSPARQL Endpointを公開しており、ポータルサイトに登録のあるすべてのデータについて、Linked data化されたメタ情報の動的な取得が可能となっています。
この機能を利用した実験的な試みとして、京都市オープンデータポータルサイトのミラーサイト風のウェブページを作ってみました。
なお、当サイトは、私の個人的な研究目的で作成したものあり、京都市公式のものとは全く無関係ですのでご注意ください。
「政府統計API 利活用支援システム」とは、e-StatのWebAPIの利用をサポートするツール群の総称です。現在、以下の3種類のツールを提供しています。
API Search Engine とは、e-StatのAPI統計データを、簡単な操作で検索し、データ内容の閲覧を行うシステムです。
検索した統計データを画面上で確認する以外に、利活用しやすい構造に整形したCSVやJSONで取得することも可能です。
StatApiMagic.js とは、e-StatのAPI専用ライブラリであり、データ構造のコンバータです。
e-StatのWeb API「統計データ取得」により受け取ったHTTPレスポンスデータ(json)の構造を、利活用しやすいシンプルな形に再構築するものです。
現在休止中です。(統計LODの仕様変更によるものです)
「Cheese(チーズ)」とは、あらゆる施設情報データと、統計データを組み合わせ可視化し、地域分析をサポートするWebシステムです。
ポイントに配置するマーカーアイコンを選択し、施設リストを読み込むだけで、自分だけのオリジナルマップが完成します。
また、作成したマップに、政府統計データをオーバーレイさせることにより、その地域の特色が見えてきます。市町村よりさらに細かいレベルの地域分析や商圏分析にご活用ください。